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夫婦でニュージーランドに語学留学中 留学やワーホリ、海外生活についてをゆるふわに書いていく所存

夫婦でニュージーランド生活、はじめました。

夕暮れのオークランドシティ、Devonport-Downtownのフェリー上から(2023/08/12)

29歳になりたてのぼく、ある日突然、仕事中の嫁ちゃんからLINE。

「ワーホリ行かない?」

そんな一言をキッカケに、お互いに7年勤めた会社を辞め、ニュージーランドにあるオークランドでの留学生活を始めて、およそ1ヶ月が経ちました。

日本を離れて1ヶ月後の心境

8月の初め頃に渡航して、オークランドにある英語学校に入学しました。

3週間ほどホステルのダブルルームで過ごした後、現在はぼくら夫婦の他に2人のルームメイトが住むアパートの一部屋に入居して、ようやく暮らしが安定してきたかな?というタイミングなので、こうしてブログを書いています。

日本を離れて1ヶ月が経ち、ホームシックならぬ母国シックになるならそろそろかな、というタイミングですが、少しずつ英語での会話や授業、日常生活にも慣れてきて、現状は夫婦ともに前向きに過ごせています。

日本の友人や食べ物を恋しく思うことはあれど、ニュージーランドへ来たことや日本を離れたことについては、現状まったく後悔していません。

まだ成功とは言い切れないが、失敗の予感はまったくしない、そんな心境です。

 

ニュージーランドオークランドでの暮らし

住んでいる人

ぼくらの生活の拠点は、オークランド市の中心街、CBD(Central Business District)と呼ばれるエリアです。

オークランド市とは、ニュージーランドの北島(North Island)北部に位置し、ニュージーランド全体の人口の3割強が暮らしている、この国最大の都市です。

とはいえ数にすると170万人弱。
ぼくらが日本で暮らしていた千葉県は、ちょうどオークランド市と同じくらいの広さでも人口は本記事を書いている時点で約630万人(約3.7倍)なので、中心街でも人混みを感じることはまずありません。

火曜朝8時のBritomart駅前(2023/09/05)

また、市内の人口の4割は海外出身者で、ぼくらのように留学やワーホリで生活の軸を移した人も多く見かけます。
過去に移住した人も多いのか、地元の学校の制服を着ている学生の中にも、様々な人種の子がいることに驚かされます。

そういったこともあって、この街で、壁や排斥感を感じることは、言語以外の面ではほとんどないと思います。
それもまた、ぼくらが最初の1ヶ月を前向きに過ごせた要因かもしれません。

 

通貨、物価、支払い

通貨はニュージーランドドルで、23年9月現在は1NZDあたり87~88円前後を推移しています。

支払いはクレジットカードか、EFTPOS(エフトポス)と言われるデビッドカードが主流で、スーパーマーケットではカード専用の無人レジが多いことからも、キャッシュレスが浸透していることが分かります。

ぼくらは、10万円分を成田空港で現金に両替して持っていきましたが、現金はホステルのコインランドリーか、学校で印刷機を使わせてもらうときくらいしか必須ではなく、ほとんどはクレジットカードで日本の口座のお金を食いつぶして生き延びています。

 

渡航前にインターネットで見る限りでは、物価はそこまで高くないよ~ということで安心していましたが、実際に現地のスーパーで買い物をしてみると、野菜や肉、卵といった主要な材料は日本と比べて割高に感じます。

30日間で、3,4回程度の外食を除いた2人分の食費は1,100NZD(約10万円)で、調味料など最初に買う必要があったものが含まれていることを鑑みても、食料品はおおよそ日本の2倍程度の物価だと考えておいたほうがいいでしょう。

飲食店は、おそらくコロナ禍や物価高騰で少し前に値上げをしたところも多いようで、Googleの検索結果で出てくるメニューの写真の値段より高くなっているお店も少なくないです。
メニューの写真は更新日時が直近であることを確認するか、公式サイトを見に行ったほうがいいでしょう。

ちなみに水とスナック菓子の類は、スーパーで買う分には日本とそう変わらない金額です。
水道水が飲める国なので、飲食店ではTapWater(水道水)で良ければと水を出してくれる店もあります。

 

気候

南半球なので季節が真逆です。

8月は真冬で、だいたい最高気温15℃/最低気温7℃くらい。
関東の乾燥しきったツンとした寒さは感じませんが、ヒートテックやメリノウールのような暖かい肌着と、カバンに忍ばせておける中間着(フリースとかウルトラライトダウンとか)みたいなものは1枚持っておくと安心です。

夏はまだ過ごしてないので知りません!

 

雨がよく降るけど傘をささない、とはよく言われますが、雨は本当によく降ります。
空は明るいのになんの前触れもなく降りはじめて、2ブロックくらい歩くと止んでいる、みたいなこともよくあります。

折りたたみ傘をカバンから出して差したタイミングで雨が止んでる、くらいの感覚です。

また、基本的にいつでも風が強いので、たまに傘が必要なくらい雨が降っていても、横殴りの雨になるか、傘が壊れます。

嫁ちゃんは日本から持ってきた晴雨兼用の折り畳み傘を渡航したその日に失くして、地元のスーパーで15NZD(約1300円)の折りたたみ傘を買って差したところ、2分で風に煽られて骨の一部が折れました。

そんなこともあってか、雨が降っても傘を差さない人は確かに多いです。

ぼくらは渡航前に耐水のマウンテンパーカーを買って、メインの上着として着用しています。

 

食べ物

食費の話をしましたが、食べ物の種類は、現地のスーパーに並ぶ品物からしてかなり豊富です。
現地のスーパーにはだいたい「International」というコーナーがあって、アジアはもちろん、ヨーロッパや南アメリカの調味料や食材、お菓子もならんでいます。

また、多国籍な街故に、ローカルフードのスーパーも多く、ジャパンマートに行けば日本で見る食品を(4倍くらいの価格で!)買うこともできます。

もちろん日本で見かけるようなショートサイズの白米も売ってます。
「SUSHI RICE」と名付け売られているそれは、そこそこ日本の米らしい味わいで、1kg3~5NZD(約250~450円)と値段も日本と同程度です。

CBDやいわゆるハイストリートにはファストフード店の種類も多いので、短期の滞在を外食で乗り切るつもりだったとしても、選択肢がマクドナルドしかねぇ!みたいなことにはならないと思います。

 

治安

これに関してはなんとも言えないです。

身の危険を感じたり、大規模なデモに遭遇して情勢の不安を目の当たりにするようなことは、今のところありません。

それでも、通りや駅前にはホームレスがいたり、夜に外から奇声が聞こえたり、カーステレオとエンジン音を爆音で響かせていたりするようなところは、ぼくがこれまで旅したことのある諸外国とそう変わらず、「日本に比べたら安心はできない」と感じます。

また、つい先々月の7月には、中心街で銃撃事件もあったそうです。

ただし、これは「治安が悪い」ということではありません。
巡回している警察官や、イカつい銃を抱えて歩く軍人の姿なんかはまったく見ませんし、人混みもないからスリへの警戒もそこまで必要ではありません。

観光地では見がちな、広場でよくわからないおもちゃやセルフィーを売りつける人もいませんし、「ここは危ないから近づくな」と言われるエリアも聞いたことがありません。

多くの場所では路上飲酒が違法で、ゴミ箱も多いので道も比較的キレイです。

私物から目を離さない、貴重品を机の上に置かない、暗い夜道は歩かない、こんな最低限の警戒さえ出来ていれば、オークランドの中心は「治安が良い」街だと感じています。

 

時差

日本から見て3時間、サマータイム中(9月の最終日曜日~翌4月の第1日曜日)は4時間進んでます。

絶妙に近い時間軸で生きているので、夜にやりとりしているとこちらが先に寝ないといけないのが少し寂しく感じます(嫁ちゃん談)

 

今後の目標

ワーホリから検討をはじめたぼくらですが、いろいろ考えた結果、今は学生ビザにて滞在をしています。
渡航前の準備期間や費用の話は別に記事を書いたので、ぜひ読んでみてください。

学校は2024年4月までの9ヶ月間を予定していて、学生ビザの有効期限はその翌月まであるので、まずはこの間にどれだけ英語を身に着けられるかといったところです。

学生ビザでも週20時間の労働が認められているので、接客仕事で英語を使う機会を増やしたりもしたいですね。

 

そのあとは、日本に戻る気が起きなければ、ワーキングホリデービザを申請してもう1年海外生活を続けるつもりです。
ぼくら夫婦はトレッキング・ハイキングが趣味なのですが、南島(South Island)はそういったアクティビティが豊富に経験できるので、そっちに移り住みたいねーなんて話をしています。

 

まだ先のことはわからないですが、そんな行きあたりばったりな部分も含めて、少しずつこのブログに書き溜めていきます。

いつかぼくらと同じように海外生活へ挑戦する人、考えている人の参考になってくれたら幸いです。

 

天気雨が多いので、虹もよく出る(2023/08/12)