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夫婦でニュージーランドに語学留学中 留学やワーホリ、海外生活についてをゆるふわに書いていく所存

オークランドのラーメン屋さん個人的ベスト3(ラーメン以外の麺類もあるよ!)

もはや日本食の代表の一つといっても過言ではない、ラーメン。

一昔前は「Chinese noodle」が英訳だったような気がするのですが、気づけば「Ramen」で通じる(というかもはや別物になった)ようになり、世界中の都市部で、「Sushi」と並んで外国人から愛されています。

ニュージーランドも例外ではなく、特にオークランドCBD近郊には多くのラーメン屋、またはラーメンを提供する日本食レストランが数多くあります。

今日は、オークランドCBD周辺エリアで、うまい!と感じたラーメンベスト3を、ぼくの完全な独断と偏見で紹介します。

グルメ通でもなんでもない素人の意見ですが、一応千葉県のラーメン激戦区である市川・船橋エリア育ち、舌は肥えているつもりです!ウス!

※店舗情報やメニュー内容、価格などは執筆時点の2024年1月を基準にしています。気付いたものは修正しますが、近年ニュージーランドではレストランの値上がりが激しいので最新情報にすることはほぼ諦めています!あしからず!

1位:Ramen Takara Ponsonby

Wonton Ramen: $19 (Syoyu Ramen: $14 + extra Wontons: $5)

CBD周辺では、すべてが抜群に高いレベルでまとまっているラーメン屋さんです。

ニュージーランドのラーメンさんは、食材が手に入りにくいせいなのかもしれませんが、スープがいまいち単純な味だったり、麺の質が良くなかったり、具材の味がどうにも日本のものと違って違和感があったりします。

そんな中、Takaraのラーメンは「日本で出しても文句の出ないラーメン」を仕上げようという姿勢がしっかりと伝わってくるようでした。

醤油のスープはしっかりと出汁の風味が感じられて奥深い味になっていますし、麺や具材にもとくに文句の付け所がありません。

それでいて担々麺やかた焼きそば、サラダ麺のような外国人向けの変わり種メニューも揃えており、ラーメン屋さんとしてもジャパニーズレストランとしても高いレベルのお店を出されていると感じました。

強いて不満点をあげるなら、ワンタンや餃子の餡の量は、少し物足りなく感じたでしょうか。ただ味にはまったく影響がありません。そもそも醤油ラーメンがたった14ドルの時点で、文句は言えないかなと思います。

2位:一風堂 IPPUDO Newmarket

SHIROMARU MOTOAJI: $20 (+NITAMAGO: $2) / AKAMARU SHINAJI: $22

2位は、国内でも言わずとしれた博多ラーメンの人気店、一風堂です。

麺のクオリティはほとんど日本の一風堂と同じレベルに感じます。輸入しているのでしょうか……?全体的に、巨大チェーン店の資本力を感じる出来栄えです。

特に赤丸は、具材が違うのを除けばほとんど日本で食べられる味そのままを期待していいと思います。

ただし赤丸に限ります。

白丸は、美味いは美味いんですが、なんというかコレジャナイ感……背脂みたいの浮いてるし、コッテリ感が強いんですよね。

そして値段が微妙に高いです。博多ラーメンといえば替え玉が前提みたいなところがありますが、替え玉が3ドルするので、白丸でも23ドルになってしまいます。

あと、写真で分かるように白丸には「煮玉子」をトッピングしたのですが、これが文字通りただの煮玉子です。スーパーで10個10ドルの卵を買って茹でて家から持ってきても同じ味になるので、絶対にトッピングしないでください。

最後は少し文句が多くなりましたが、赤丸のクオリティは素晴らしいものがあります。わざわざ旅行で来た人が食べる必要はありませんが、中長期で滞在される方は、ぜひとも一度足を運んで、日本を思い出してもらえればと思います。

ちなみにちゃんと麺の硬さも選べます。メニューには「Very Hard - Bari Kata」までしか載ってません。ハリガネ以降を指定できるかは不明。フロントスタッフはほとんど中国人なので通じない気がします。

3位:一番ラーメン - Ichiban Ramen

Ichiban Chasyu Miso Ramen: $22

良い意味で、ちゃんとした「普通の日本ラーメン」が食べられるお店です。

CBDのど真ん中に店を構え、30年以上の歴史を持つオークランドでは老舗のラーメン屋さんです。コロナ禍で一時は閉店もしたそうですが、オーナーの交代と店舗の減床を経て、今もなお変わらぬ味を守り続けています。

ラーメン以外にも、丼物やサイドメニューも豊富です。

店の名前を背負う看板メニューは自家製の味噌ラーメンで、少し塩辛さがあるものの、変に奇をてらわないシンプルな味です。

もし日本で同じ味のラーメンが食べられたとして、おそらく人気店になるほどの味ではないでしょう。それでもきっと、地元の人に愛されて数十年と続くラーメン屋さんは、こういう味をしているんだと思います。

ちなみに「地獄ラーメン」という激辛ラーメンもあります。メニューの一番上にあるので人気メニューなのかもしれませんが、ぼくは正直おすすめしないです。醤油ベースなのですが、ただただ辛さにスープの味が負けてる感じがしました。

惜しくも選外となったラーメン屋さん

以降は、いろいろな事情で残念ながらトップ3のランクインとはならなかったラーメン屋さんを紹介します。

不味い!と思うようなラーメン屋はいまのところ巡り合っていません。もし巡り合っても、さすがに「不味かったです!」とは書けないので、僕が行っていないか、不味かったから載せていないのかは、深く考えないでください。

Go Ramen

Tonkotsu Ramen: $17

このお店には申し訳ないのですが、正直一風堂をトップ3に入れてしまったので3位に入れられなかった、というくらいには美味しいラーメンでした。お店の名前からして期待をしていなかったので、良い意味で裏切られました。

マー油を浮かせたとんこつラーメンは一口目からパンチのあるコク深い味わいで、オークランドではこのお店でしか食べられないオリジナリティがあると思います。

何よりすごいのが、たったの17ドルで味玉と海苔が標準装備。とんこつラーメンなのにコーンも浮いてます。もしかしたら本来のベースは味噌豚骨なんですかね?うーん。

麺のクオリティと、終盤少し飽きが来てしまうところで、個人的にはあと一歩、一風堂には及ばずという感じなのですが、立地とコスパを考えると、かなりリピートできるラーメン屋さんだと思いました。

ラーメンたんぽぽ - Tanpopo Ramen

Tonkotsu Shoyu Ramen: $16

Googleでは評価の高いラーメン屋さん。

醤油、塩、醤油豚骨、味噌豚骨、塩豚骨に、つけ麺やベジタリアンラーメンまで、とにかくなんでも揃っています。

豊富なメニューとトッピング、それでいてリーズナブルな値段が、愛されている理由なのかなと思います。

味も悪くはないのですが、個性は少し薄いかなというのと、麺にいまいちコシがなかったのが残念でした。加えて、ぼくがいただいたときは茹で方が悪かったのか麺がこごってくっついてしまっていました。

第一印象がちょっと悪く、2回目の訪問ができていないのですが、お店の看板にもなっている「たんぽぽラーメン」は、胡麻をベースにしたとんこつラーメンという、オークランドでは見かけない種類のラーメンとなっているので、いずれ機会があれば食べてみたいと思っています。

しょう屋 - Shoya

Shoyu Ramen: $19

こちらもとにかくメニューが豊富なお店で、ラーメンに限らず、丼、カレー、酒のつまみ、鍋まであります。ラーメン屋というより、ラーメンをメインとしている居酒屋スタイルのレストランというほうが近いかもしれません。

ぼくがオークランドで食べた最初のラーメンでもあります。

非常に素朴な味わいで、お腹が空いたときに食べるサービスエリアの醤油ラーメンのような染み方をします(褒めてます)。

メンマは「竹寄りのタケノコ」という感じの残念な食感でしたが、味玉はよく味が染みていて半熟具合も素晴らしく、とても美味しかったです。

食べた当時は日本の物価と比べてしまって割高に感じていましたが、今見るとこの具材のラインナップで19ドルはそれなりに健闘しているようにも見えます。機会があれば、ラーメン以外のごはんもいただきたいですね。

執筆時点で、Googleマップ上では臨時休業中となっています。長期的なものかどうかは不明です。

番外編:ラーメン以外の麺類を食べるならココ!

ラーメンがいくら美味しくても、時には「違う麺類の口」になる瞬間、ありますよね?

時々、なぜか理由もなくムショーに食べたくなるアレ、ありますよね?

そんなときでも大丈夫。オークランドは本当に多文化な都市なので、麺類に限らずだいたいのものは食べられます。今回は、ぼくが食べたラーメン以外の麺類に限って紹介していきます。

かた焼きそば

Kaisen Agesoba: $21

海鮮のかた焼きそばも、Ramen Takaraで食べられます!

海鮮はプリプリで、タレの味も素晴らしいです。後半に飽きがきたら、卓上のお酢で味変も可!

下手したらリンガーハットとかより美味しいのでは……?クオリティだけならラーメンより高いかも……。

油そば

歌志軒 油そば THE ORIGINAL: $19.5

名古屋を中心に展開する油そば専門店「歌志軒」の海外5店舗目となるオークランド店が、つい昨年2023年の末頃にオープンしました。

油そばの中では、どちらかといえば上品な味わいかもしれません。尖ったにんにく臭さや味の濃さはなく、誰でも食べやすい味だと思います。個人的には、それ故に薄い印象になってしまいましたが、オークランドで本格的な油そばが食べられるお店は貴重だと思います。

ビャンビャン麺

Biang Biang Noodle Topped with Chilli: $14.8

中国の超幅広麺、ビャンビャン麺も食べられます。漢字の画数が多すぎて気持ち悪いアレです。

写真のものは漢字表記だと「油溌麺(ヨウポーメン)」と呼ばれるものでしょうか。唐辛子や辣油をベースにした汁なし麺です。

辛さもしっかりありますし、麺がもちもちでこの見た目よりしっかりお腹にたまります。なのに値段は15ドル未満!

オークランドでも楽しいラーメン生活

今回紹介したいくつかのラーメン屋さんを回れば、日本が恋しくなる海外生活も乗り切れるでしょう。

メジャーなところだと、家系(豚骨醤油)のお店がないので、どこかのお店が開発するか、新しいお店の登場が待たれますね。二郎系?それはアングラだろ。

まだCBD近郊で足を運べていないお店がいくつかあるので、もし食べる機会があれば(そして書くのにためらわれる味でなければ)随時追加していこうと思います。

それでは、オークランドのみなさん、素敵なラーメンライフを。

 

BonGaNe - トッポッキ: $15。ちぢれ麺が入っている。これは……麺類か……?