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夫婦でニュージーランドに語学留学中 留学やワーホリ、海外生活についてをゆるふわに書いていく所存

海外留学・ワーホリの個人的マストアイテム(と不要アイテム)

本文の内容と関係ありそうで関係ない写真(2022-10-30・日光白根山

以前、「荷物」についての記事を書きました。3ヶ月経って、日本から持ち込んだものの内容や量が適切だったかがなんとなく分かってきた頃です。

前回は、荷物に詰めていくべきものやその量をざっくばらんに紹介しましたが、今回はより具体的に、

  • 持ってきて良かったオススメのもの
  • 持ってこなかったことを後悔したもの
  • 持っていくことをオススメしないもの

について、紹介したいと思います。

持ってきて良かったオススメのもの

Panasonic ヘアドライヤー ナノケア(国内・海外両対応)

海外対応ドライヤーは賛否両論ありますが、この価格帯以上のものであれば、絶対に損はしないと思います。

日本にいるときから、元々これと同じの価格帯の国内専用ナノケアドライヤーを使っていましたが、わざわざ同モデルの海外対応版を買い直すくらい、これ無しで渡航することは考えられませんでした。

海外のアパートやホテルに限らず、日本国内の宿泊施設のドライヤーと比べても、髪の毛が乾くスピード、乾かしたあとの髪のまとまり、ともに段違いだと思います。もうぼくらは安いドライヤーには戻れません。おそらくストレスでハゲ散らかしてしまいます。

ドライヤーは消費電力も高いので、旅行用の小さな変圧器ではワット数がまったく足りませんが、もとから240Vまで対応できるのであればその心配は不要です。国内でも使用できるので、渡航する前も、帰国してからも、100~120Vの国への旅行にだって使えます。

注意点として、抵抗値を切り替えるのを忘れないようにしましょう。うっかり忘れて初日で回路を焦がしてゴミにするところでした。

もちろん、数千円台の海外対応ドライヤーであれば、まったくもって不要だと思います。そのレベルなら、海外にもちゃんと置いてありますので。

Anker 615 USB Power Strip(100-240V対応電源タップ)

電源タップはもちろんだいたいのアパートに置いてあるのですが、変換プラグや充電器といった、こまごました荷物を減らすためにも、1個こういった240Vまで対応のマルチな電源タップを持っていくことをオススメします。

これはUSBのType-Cが2口、Type-Aが1口、さらにコンセントも2つ付いており、65Wまでの急速・USB-PD充電にも対応してるので、部屋にこれがひとつ置いてあれば電源周りに困ることは全くありません。

充電器やパソコンのACアダプター、嫁ちゃんが持ってきたヘアアイロンですら、最近の製品は100-240V対応なので、電源タップさえ240Vに耐えうる仕様であれば、ほぼすべての電気製品が変換プラグ要らずで使えるようになるという寸法です(ただしドライヤーのような高消費電力のものを除きます!)

ノートパソコンのお荷物になるACアダプターすら、USB-PD給電にパソコンが対応していれば持ってくる必要はありません。

もちろん、これ自体には変換プラグをかませる必要があるのと、パソコンへのUSB-PD給電にはそれ対応のケーブルが必要なのをお忘れなく。

紹介しているような電圧表示機能付きのケーブルは地味に便利でした。特に複数同時に充電したときに、仕様通りのW数が出ていなかったりする時があって、挿し直すと復活したりします。

象印 シームレスせん水筒(480ml)

別になんでもいいのですが「持ち運びしやすい大きさの水筒」です。

「持ち運びしやすい」の定義は人によって異なると思いますので、ご自身の日頃持ち歩くカバンの大きさと相談してください。

なぜ水筒が必須かと言うと、日本のようにお水がコンビニでサッと安くは買えないからです。スーパーの1.5Lの水が1ドルで買えるのに、コンビニで600mlの水を買うと3ドルします。

なので、水は基本的にスーパーで買って、家で入れ替えて水筒で持っていくのが良いでしょう。学校やバイト先にウォーターサーバーがある場合もあると思いますので、水泥棒をするのにも水筒やタンブラーは必須です。

ぼくは象印のパッキンがないタイプのものを日本から持っていきました。

パーツが本体とフタの2つしか無いので洗うのが楽で助かっていますが、それ故にフタの溝が洗いづらいことが欠点です。時々熱湯消毒をしています。水しか飲まないのでぼくはそこまで困っていないのですが、味や色の付いた飲み物を入れる予定があるなら、最低限フタのパーツは分解できるものを選ぶのが良いかも知れません。

サーモスから、パッキン一体型でかつフタのパーツが分解できる水筒が出ていて、こちらも良さそうですね。

MILLET Typhon50000(防水ジャケット)

以前、留学費用紹介の記事でも書きましたが、防水のマウンテンパーカーを買ってそれを毎日のように着ています。土砂降りでも問題なく防いでくれて、それでいてストレッチ性・通気性に優れているので、これ1枚でどこにでも行けます。くしゃっと丸めてカバンに押し込んでもかさばりません。

本当に毎日着ているので、さすがに3ヶ月も経つとはじめのころのような気持ちが良いほどの撥水性はなくなってきました。ただ、浸水するようなことはいまのところありません。このあたりは変化があればまた記事にしますね。

デメリットとしては、さすがに3ヶ月毎日着ていると飽きてきます。オシャレを楽しみたい人は、濡れる覚悟でいろいろな上着を着回したほうが、気持ちは明るいかも。

ルシェロ 歯ブラシ

嫁ちゃんが昔オーストラリアへ旅行したときに、歯ブラシを忘れて現地で購入したのですが、そのときの経験から歯ブラシは日本で買いだめて持っていくことを決めていました。

なぜなら、海外の歯ブラシはヘッドの大きさが親指くらいあるからです。

間違いなく外国人の歯は1本がAirPodsくらいあると思います。そうでもないと、こんな靴磨きみたいな歯ブラシばかりが流通している説明がつきません。

ぼくのオススメは、歯医者でも売られている「ルシェロ」というメーカーの歯ブラシです。先が細くて、ブラシの先端が山形になっているので奥歯も磨きやすいですよ。

ヒートテックインナーシャツ / ウルトラライトダウン

オークランドは冬でも最高気温が10度を超える日が多いのですが、風が強く、体感温度は日本の都心部とあまり変わらないくらいに寒いです。

オークランドでこれなのですから、北島でも南端のウェリントンや、ましてや南島のクライストチャーチクイーンズタウンあたりはもっと寒いのでしょう。

防寒インナーやライトダウン・フリースなどはしっかり持っていきましょう。荷物に余裕があるなら、ちゃんとした冬用の上着を1枚持って行っても良いくらいだと思います。

Zoff サングラス

ニュージーランド太陽の光が半端なく眩しく、お天気雨が降ると地面からの照り返しもキツくなるため、晴れた日は朝夕問わず目が痛くなります。

ZoffでもJINSでも、日本の安いメガネ屋さんで作っていくのが個人的にはオススメです。もちろんRay-Banやその他ブランド物でもかまいませんが、安いと雑に扱えるし、失くしてもいいと思えるので、海外では気が楽です。

あまりレンズが暗いものを選ぶと、日陰や建物の中で暗くなりすぎてしまうと思ったので、付けたままでも問題ないような、そこまで濃すぎないレンズ(Zoffのラインナップで真ん中くらい)にしていますが、特に遮光性の低さなどを感じたりするようなこともなく、使いやすいです。

持ってこなかったことを後悔したもの

丈夫な折り畳み傘

ニュージーランドの人はあまり傘をささない!と言いましたが、とはいえ、ささないと困るくらいに雨が降る日だってもちろんあります。それでも頑なに傘をささない人はいますが……。

ニュージーランドは全国的に風が強い国ですので、傘をさすなら作りがしっかりしていないと、あっという間に裏返って骨が折れてしまいます。

日本にいるうちに、安すぎないやつで、できれば骨がプラスチックなどで作られているような風に強いものを買っておきましょう。日本も風は強いので、耐風性に優れた傘は多く出回っていますし、確実にこちらで買うより質がいいです。大きさも日本人の需要にフィットしています。

ニュージーランドでも当然折り畳み傘は売っていますが、物によっては本当に質が悪いです。スーパー(NEW WORLD)で15NZD程度で購入した折り畳み傘は、店を出て3分後、1回の突風で骨が折れました。完全に安物買いの銭失いです。

その後コンビニエンスストアで同じくらいの値段のものを買いましたが、そちらはそこそこ丈夫で、強風下でも今のところ問題なく使えています。同じ値段でも、当たり外れがありそうです。

ちなみにニュージーランドには上記の「BLUNT」という有名な傘のブランドがあり、さしている人をそこそこ見かけます。ニュージーランド生まれなだけあって風に強く、それでいてカラーバリエーションも豊富でオシャレですね。でも結構お高いですし、折り畳み傘にしてはデカいです……(折り畳んでなお40cm弱ある)

洗濯ネット

ニット系の服や、女性は下着などを洗うのに日常的に使っているであろう洗濯ネット。ぼくらはうっかり忘れてしまいました。こちらで買おうにも、ニュージーランド人は洗濯ネットをまったく使わないのか、スーパーなどには売っていません。

ジャパンマートやDAISOに行けば買えますが、日本で使っているなら、それをそのまま持っていけばいいと思います。

エコバッグ

エコバッグも洗濯ネット同様、うっかり忘れアイテムのひとつかもしれません。

もし今あなたが普段のスーパーの買い物に使っているエコバッグに少しでも不満がないなら、絶対にそれを持ってきてください。

ニュージーランドでは、スーパーのレジ前で、繰り返し使えるエコバッグが買えますが、マチ広すぎ・高さ無さすぎ・持ち手短すぎで、ものすごく使いづらいです。ぼくらはもうそれをランドリーバッグにしました。

日本で使っていたエコバッグは、いつ手に入れたのかも分からない何の変哲もないものでしたが、それでも使いやすさと入る量が段違いすぎて、もう本当に持ってこなかった(というか多分捨てた)ことを心から悔やみました。

どうせ家にひとつやふたつくらいあると思うので、必ず荷物に忍ばせましょう。

おしゃれな服・靴

荷物に空きがあればそりゃいくらでも持ってこれるのですが、そうでなくとも1着は「おしゃれなお店にも着ていける服と靴」を持っておくと良いと思います。

ある程度お金が稼げたら渡航先で買って揃えればいいと思いますが、渡航早々、お金も心もとないときに友達にちょっとオシャレなお店に誘われちゃったりして、スニーカーとマウンテンパーカーで行くわけにはいかないでしょう。

男性なら黒いジャケットを1枚持っておくくらいでいいですし、女性ならワンピースとパンプスくらいならそこまでかさばらずに荷物に入ると思います。

加えて、毎日同じ服を着ていると、気持ちのメリハリがつかないせいかイマイチつまらない気持ちになるので、時々パッとした気持ちになるためにも、ちょっと荷物になってでもお気に入りの服を1,2着持っておくのが、精神的にもいいかな、と思いました。

持っていくことをオススメしないもの

食べ物や調味料の類

こちらでも大抵のものは手に入りますし、食品はかさばる割に消費されてしまうのも早いので、短期で無い限りはどうせ現地で代用品を見つけるか、それを食べることを諦める状況に追い込まれます。

もっと良くないのは、大事にとっておき過ぎた結果賞味期限を切らしたりしてしまうことです。

ジャパンマートやアジアンマートで見つけて嬉しくなって買った日本のふりかけやインスタント味噌汁、大切にしすぎて帰国直前に期限切れのものを慌てて食べたり、残る同居人にあげたりするのは、海外滞在者あるあるだと思います。

大判のバスタオル

ぼくらは日本では一般的な大きめのバスタオルで体を拭いていましたが、どうしてもタオル類はかさばるので、フェイスタオルを多めに持って、それをバスタオルとしても使うようにしました。

結果として正解だったと思っていて、大きいタオルを干すところが無いのと、もしあなたがバスタオルを毎日取り替えたい人だったとしても、洗濯機は週に1,2回くらいしか使えないことのほうが多いと思いますので、よほど荷物に詰め込んでこない限りは、洗濯がおいつかなくなります。

ぼくらは数回くらい(少しボカしています)なら洗わずにバスタオルを使えてしまう人間性だったので、1人1枚ずつをバスタオル用として、週に2回洗濯して使っています。

ハンガーや洗濯物干し

乾燥機がだいたいどの家にもあるので不要です。

ハンガーは、家具付き・クローゼット付きの家なら数個は置いてくれています。

必要にかられて買うことになったとしても、DAISOで3.5NZDで買えると思いますので、わざわざ持っていく必要はないでしょう。


以上、より具体的に、海外留学に持ってきて・こなくて良かった商品を紹介しました。

以前に紹介した荷物の記事とあわせて、これから海外に滞在される方のパッキングの参考にしてもらえればと思います。